2014年10月7日火曜日

パサショクの話 

ウズベク人でアルマーティで仕事をしているナザール君が出張でロンドンにやってきた。わが家で飲むことにした。ヴォトカを一瓶もってきてくれたのですぐ冷凍庫に入れた。こういう強い酒は、他の酒を飲んで一通り出来上がってから飲む。逆の順序だと他の酒の味がわからなくなる。さあそろそろ宴もお開きということになってお客様二人が帰ろうとするところを引き留めた。「パサショクを一杯やろうよ!」これはキルギスで経験したお別れの一杯のことだ。山岳地帯の仕事を終えた一日が終わりビシュケクの街に近ついた時に、車から降りて一杯ずつ飲んで旅の無事を感謝した記憶がある。それでヴォトカの瓶を開けようとしたら客人は開いていたスコッチに興味があるようだった。予定を変えて伝説のブレンド・モルト「スパイス・ツリー」を三人で楽しんだ。生でちびりとやる。美味い!最近M&Sでも手に入るようになった。

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