2015年1月23日金曜日

寝占友梨絵 CD 「Sometime Back」を聴きましたか?

外地で仕事をすることになって日本を離れる前に運転免許を取った。それから長い間ペーパードライバーだった。ウィーンからロンドンを経てウズベキスタンまでは自分で運転しなくても何とかなったが、マケドニアに転勤した時に不便を感じてトヨタの小型車を買い、運転を始めた。最初は恐いので仲良しになった近所のタクシ‐ドライバーに有料で路上教習の教官をしてもらった。そのうち自由に乗り回すのが楽しくなった。

車の運転に欠かせないのはカーステレオで流す音楽だ。職場にCDライターという機械を持っている人がいて借りることができた。これは優れものだ。10数曲のCDの中から好きな曲だけを抜き出してマイCDを作ることができた。これに気を良くして職場の本部があったロンドンに出張するたびに様々なジャンルのベスト版を買ってきては好きな曲のコピーを始めた。ジャズヴォーカルのスタンダード曲とはそういう風にして仲良しになった。

今週の月曜日にライブを聴きに行った寝占友梨絵さんのCDもその延長線上で聴いている。このCDの「Agua De Beber 」、「Summertime」、「What A Wonderful World」は凄い。ポップスでも「Close To You」、「The Rose」がカバーされている。こういう誰でも知っていそうな歌をカバーするのは勇気のいることだ。徳永英明が「Vocalist」のカバー集を作るようなもので自信がなければできない技だ。

CDのノートに山下洋輔先生が書いている。「本来の意味での即興が姿を現し、ネジメ独特の「超高速変態リズム技法」も出てくる。さらには究極の最終兵器「ネジメ野獣化唱法」が出るに及んで、我々はもう完全に圧倒されつつ、喜んで「イエーイ」と叫ばざるを得ない。」 このノートを読んで寝占さんのCDが聴きたくなった人はFBで寝占さんをフォローしましょう。






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