12月29日は観たい映画があったので渋谷へ。同じ建物の中で「国立リバプール美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展」を観た。ラファエル前派と言えばこの秋まで住んでいたロンドンのテイト・ブリテンのコレクションが好きだったので懐かしい。
1993年の始めからの一度目のロンドン勤務の時に複製画を買って、それ以来あちこちをわが家の転勤と共に移動してきた。J.W.Waterhouse の「エコーとナルキッソス」だ。この絵のオリジナルが突然目の前に現れたので息を飲んだ。リバプールにはビートルズに縁のある場所が目的で訪れたことがあるが、その街にある国立ギャラリーにラファエル前派の凄いコレクションがあることは知らなかった。
テイト・ブリテンのミレイの作品「オフィーリア」は様々な本や雑誌に登場する。この画家の「いにしえの夢 浅瀬をわたるイサンブラス卿」など数点が展示されている。ロセッティという画家はこの秋にロンドンを離れる前に、チェルシーの家を訪れる機会があった。レイトン卿の作品がいくつか展示されていたのも素晴らしかった。今回の展示品には含まれていないが、この画家の「燃え上がる6月」という作品のポスターはロンドンの街かどで何度も見かけた。オレンジ色の衣装をまとった女性を描いたとても人気のある作品だ。この展覧会は凄い。
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