日本からの訪問者が中央アジアで顰蹙を買うことの一つにヴォトカの飲み方がある。この強い酒は乾杯とかスピーチとかしながら楽しく飲むもので、日本酒みたいにちびちび飲んではいけないらしい。つまみを食べたり、会話をしながら然るべきタイミングを待ち、飲むとなったら一気に喉に流す。冷凍庫で冷やしたヴォトカは旨い。
強い酒をぐいぐい飲むのに、地元の人はどうして平気でいられるのだろうかと不思議に思った。これには少しばかりコツがある。ヴォトカを呷ってから、すかさず果実か野菜のジュースを一杯まるごと飲み込む。胃の中でミックスされれば、それほど強い酒を飲んでいることにはならない。つまみを食べながら飲むことで胃壁にゆっくりと吸収され、チェイサーのジュースで大量に水分をとることで体外に排出されてしまえば大事にはいたらない。上手に飲みさえすれば、蒸留酒であるヴォトカを飲む時のほうが醸造酒のワインや酒に比べて、翌朝の気分が清々しいことも多い。
中央アジアでは夏の太陽を浴びて完熟の果実やトマトなどの野菜を市場で売るなり、列車で運ぶなりしても余ってしまうことが多い。売れ残りを無駄にしない知恵で、彩り豊かな各種ジュースの加工業が盛んだ。わたしの職場で支援している地場の中小企業でも湧き水をペットボトルにつめこむミネラル水工場と並び、果実・野菜のジュース工場は多い。種類が豊富なうえに、味が濃厚で美味しい。柘榴ジュース、桑の実ジュースなどは珍しくて楽しいけれど、日本でも流通している果実ジュースと比べるとだいぶ甘い。ボトリング工場を訪ねたときに、「少し甘すぎませんか」と聞いてみたら、甘くないと売れないという説明だった。地方に行くと冷蔵庫がない家も多いので、砂糖がきいてないと痛みやすいこともありそうだ。タジキスタン北部の工業都市フジャントのジュース工場を訪ねたり、タシケント郊外のワイン工場を見学したのは懐かしい思い出だ。
強い酒をぐいぐい飲むのに、地元の人はどうして平気でいられるのだろうかと不思議に思った。これには少しばかりコツがある。ヴォトカを呷ってから、すかさず果実か野菜のジュースを一杯まるごと飲み込む。胃の中でミックスされれば、それほど強い酒を飲んでいることにはならない。つまみを食べながら飲むことで胃壁にゆっくりと吸収され、チェイサーのジュースで大量に水分をとることで体外に排出されてしまえば大事にはいたらない。上手に飲みさえすれば、蒸留酒であるヴォトカを飲む時のほうが醸造酒のワインや酒に比べて、翌朝の気分が清々しいことも多い。
中央アジアでは夏の太陽を浴びて完熟の果実やトマトなどの野菜を市場で売るなり、列車で運ぶなりしても余ってしまうことが多い。売れ残りを無駄にしない知恵で、彩り豊かな各種ジュースの加工業が盛んだ。わたしの職場で支援している地場の中小企業でも湧き水をペットボトルにつめこむミネラル水工場と並び、果実・野菜のジュース工場は多い。種類が豊富なうえに、味が濃厚で美味しい。柘榴ジュース、桑の実ジュースなどは珍しくて楽しいけれど、日本でも流通している果実ジュースと比べるとだいぶ甘い。ボトリング工場を訪ねたときに、「少し甘すぎませんか」と聞いてみたら、甘くないと売れないという説明だった。地方に行くと冷蔵庫がない家も多いので、砂糖がきいてないと痛みやすいこともありそうだ。タジキスタン北部の工業都市フジャントのジュース工場を訪ねたり、タシケント郊外のワイン工場を見学したのは懐かしい思い出だ。
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